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最終更新日:2013/03/07  
筑波大学 教育課程編成支援システム

EB74221 代謝生理化学II

1.0 単位, 2・3 年次, 秋AB 金3
白岩 善博

授業概要

一次代謝ネットワークの高度なしくみや二次物質代謝系について取り上げる。更に、生物種特有の代謝系に基づく物質生産やその代謝制御の例を元に、先端的な代謝工学的研究についても解説する。 Nitrogen metabolism, sulfur metabolism, metabolic regulatory mechanisms and the function of trace metals in cellular metabolism are main topics.

備考

EG34221と同一。
英語で授業。
生物学類生以外が履修する場合,他学類向け「生物学」の事前履修が必要。
分子細胞コース

授業形態

講義

授業目的

光合成および呼吸関連の代謝を基礎とし、それらに連なる種々の一次代謝系の構成およびその調節機構について解説する。炭素代謝,窒素代謝および硫黄代謝に関してさらに詳細に解説すると共に,それら代謝系相互の関わり、すなわち代謝系相互の調節機構についても紹介する。また、それら代謝系の環境変動との関わり合いや、二次代謝についてもふれる。これらの内容の習得の結果,エネルギーおよび物質代謝系について,総合的に理解し,それらの生理学的意義や環境の変遷との関わり合いについても深く理解し,物質代謝研究の重要性、意義および今後の研究の発展性について考える機会を提供する。

授業内容

第1回光合成の多様性-酸素を出さない光合成-   
第2回窒素固定・窒素代謝およびその調節機構   
第3回硫黄代謝とリン酸代謝   
第4回炭素代謝と窒素・硫黄・リン酸の代謝の関わり   
第5回特徴的な二次代謝経路-産物とその生合成   
第6回細胞内代謝ネットワークの解析ーメタボローム-   
第7回バイオミネラリゼーションー生物による元素利用戦略   
第8回海洋光合成   
第9回光合成・物質代謝と地球環境   
第10回期末試験   

前提科目・履修上の注意事項

「生化学概論 」「植物生理学概論」

単位取得条件・成績評価基準

6割以上の出席と期末試験(論述筆記)の成績。

準備学習・事後学習

受講者の理解度に応じ、授業中に指示する。

指定教科書

参考書

1. テイツ・ザイガー「植物生理学」3版 培風館 2004年。 L. Taiz, E. Zeiger著,西谷和彦、島崎研一郎 訳
2. 「植物生化学」シュプリンガーフェアラーク 東京,2000年 H.-W. Heldt著,金井龍二訳
3. ストライヤー「生化学」第4版 東京化学同人 2000年 入江達郎ら訳
4. 「生化学」第4版 東京化学同人, 2000年 ストライヤー 入江達郎ら訳

オフィスアワー

備考 (受講生に望むこと)

白岩善博(教授)が主として担当し、鈴木石根(准教授)も一部を分担します。
授業で配布される資料やWebで得られる情報のみでは体系的な学問の習得に不足が生じます。どのテキストでもよいのですが、是非、1冊は購入して読むことを強く求めます。また、講義で紹介する内容は、「代謝生理」の一部分でしかありませんので、意欲的に自ら学ぶ姿勢が大切です。
地球環境の維持は人類に課せられた喫緊の課題です。これらの課題に科学的に取り組むためには、光合成生物や微生物の代謝機能の理解なくしては不可能です。
大気中の二酸化炭素濃度上昇、海洋酸性化、温度上昇は陸上植物、微細藻類や微生物にどう影響するか?地球の物質循環にどう影響するか?海洋微細藻類と気候との関係とそのメカニズムはどうなっているか?しっかりと基礎を学んで「地球を救う(Save the Earth)」研究や技術開発に貢献してください。