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最終更新日:2020/09/08  
筑波大学 教育課程編成支援システム

BC11221 アジアの国際関係

2.0 単位, 2 - 4 年次, 春AB 木3,4
外山 文子

授業概要

今日のアジアは大きなパラダイム転換を向かえている。第二次世界大戦以後、アジア諸国は米国と共産主義国との間で展開された冷戦の枠組みの中で自らの命運を左右されてきた。冷戦が終結した1990年代以降は、米国による人権保護推進、民主化促進といった国際的潮流の中で民主化が進展した。ところが21世紀に入ってから、地域全体に権威主義化の流れが出来つつある。背後には中国の政治経済的影響力の拡大が存在する。本講義では、アジア地域の政治や国際関係をいかに理解すべきかについて学ぶ。

備考

BB31451と同一。

授業形態

講義

学位プログラム・コンピテンスとの関係

1. 汎用コンピテンス:「批判的・創造的思考力」、「広い視野と国際性」に関連する。
2. 専門コンピテンス:「国際学(国際関係)の理解」、「国際学(国際関係)についての分析能力」、「国際学(国際関係)についての論理的表現能力」に関連する。

授業の到達目標(学修成果)

1. ASEANを中心とする東アジアの地域秩序の変遷と、現状の特徴および課題について理解する。
2. 東アジアの地域秩序を深く理解するために、ASEAN各国の政治史について基本的な知識を得る。
3. ASEANの歴史や特徴について理解する。
4. ASEANの政策課題と大国(米国、日本、中国)の関与の仕方と変遷について理解する。
5. ASEAN共同体の主要な政策課題とその方法および課題について説明できる。
6. サブ地域レベルの多様な開発枠組みの現状と課題―メコン流域の事例などについて理解する。

キーワード

授業計画

第1回1. ガイダンスなど
2. アジア地域への視座―グローバル化、地域主義の現状、その背後にあるもの
  
第2回1. 東南アジア諸国を結ぶ横軸
2. 各国の政治史1:タイ
  
第3回1. 各国の政治史2:インドネシア
2. 各国の政治史3:マレーシア
  
第4回1. 各国の政治史4:シンガポール
2. ASEANの中心性:ASEAN創設と外交の特徴
  
第5回1. 中国のアジア外交戦略1:冷戦期
2. 中国のアジア外交戦略2:1990年代~2006年
  
第6回1. 中国のアジア外交戦略3:2006年~、ASEANの分裂へ?
2. メコン地域開発の重層性:域内国の模索と域外大国の争い
  
第7回1. 中国と東南アジア諸国の内政1:カンボジア・ラオス
2. 中国と東南アジア諸国の内政2:マレーシア
  
第8回1. 21世紀のASEAN1:安全保障共同体
2. 21世紀のASEAN2:ASEAN政府間人権委員会
  
第9回1. 21世紀のASEAN3:移民労働者に対する政策
2. ASEAN経済共同体(AEC)の政策課題
  
第10回1. 日本のASEAN外交
2. 総合討論
  

履修条件

2年生以降の履修を勧めます。

成績評価方法

学期末試験(100%)により評価します。

学修時間の割り当て及び授業外における学修方法

教材・参考文献・配付資料等

教科書:特になし

参考書:

1. 福田保編,『アジアの国際関係――移行期の地域秩序 (東洋英和女学院大学社会科学研究叢書5)』春風社、2018年(2700円)
2. 山影進編,『新しいASEAN―地域共同体とアジアの中心性を目指して (アジアを見る眼)』アジア経済研究所、2012年(1296円)
3. 外山文子ほか編,『21世紀東南アジアの強権政治―「ストロングマン」時代の到来』明石書店、2018年(2600円)

オフィスアワー等(連絡先含む)

メール (toyama.ayako.fw@u.tsukuba.ac.jp) で事前に連絡してください。

100003182

その他(受講生にのぞむことや受講上の注意点等)

2年生以降の履修を勧めます。

他の授業科目との関連

ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA)