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最終更新日:2020/12/10  

BC11801   現代社会論

2.0 単位, 1・2 年次, 秋AB木3,4
黄 順姫

授業概要

社会学の主要な理論を幾つか紹介し、それらを応用して現代社会を読み解く方法を概説する。とくに現代日本の青年層における幸福感の高さに着目し、それがどのような社会背景から生まれている現象なのかを社会学的に考える。

備考

▼社会・国際学群 コア・カリキュラム BC11801と同一。
BB11021と同一。
主専攻必修科目。
オンライン(オンデマンド型)
オンライン(同時双方向型)
社会教育主事

授業方法

講義

学位プログラム・コンピテンスとの関係

1. 汎用コンピテンス:知の活用力、マネジメント能力、国際性。
2. 学位プログラム・コンピテンス:専門知識、研究力、倫理観。

授業の到達目標(学修成果)

本科目は、社会現象について社会学の知識や思考、分析能力を高めることが目標であり、社会主事の資格を取れる科目であるため重要な授業である。具体的には、社会学の視点から、社会の規範化を支えている主要な要素のなかから身体管理の装置、教育装置、メディア、ライフスタイルによる消費様式について学ぶ。本授業では、社会的・文化的・教育的構造の象徴的権力・圧力に個人が受容・抵抗・演技するだけでなく、2000年代以後、硬直した構造の裂・揺らぎのなかで葛藤しているなか、どのようなパラダイムの変容と創出が必要なのかを考えていく力を涵養させることが目標である。

キーワード

身体文化, メディア, ジェンダー, 象徴的権力, 教育・格差・再生産, 化粧・ファッションとサブカルチャー, 高校教育と身体化装置, 同窓会の隠れた機能・戦略, 集団主義の揺らぎと世代間葛藤。

授業計画

当該授業の科目は、オンラインのオンデマンド型と、オンラインの同時双方型の両方を使用する。教科書は各自用意して授業の前にすでに読んで参加する。また、授業は動画入りの講義資料、テキスト資料、担当教員が教科書に関して説明した放送の音源、担当教員が収録し放映されたDVD、授業に関連する映画などを活用する。従って、本授業は受講者講者にとって、知的好奇心と理解を高め、楽しく、なお社会的学的な考察に有意味な講義である。是非、受講者は教科書をしっかり輪読し、現代社会論の授業に積極的に取り組み、社会学を学ぶことが大変面白く、充実した学びの場にしてください。教科書は授業の前に必ず輪読してから講義に望むこと。第1回目の授業時間には講義や評価について重要なガイダンスがあるのでオンラインで出席すること。

第1回 オンライン・同時双方向型の時間には講義時間に接続して出席すること。オンライン・オンデマンド型は、オンラインで自ら動画テキスト、音源等を通して学ぶ。
1.10月8日(木曜日)(オンライン・同時双方向型)現代社会論の授業について、授業で取り上げるテーマ、現代社会への理解や、授業の目的について説明する。また、オンライン授業の方法、教科書や参考書の説明など、重要な情報やガイドを行う。さらに、成績評価に関する期末レポート内容と提出について説明する。必ず、授業時間にオンラインで出席してください。
第2回 2.10月15日(木曜日)(オンライン・同時双方型)。1教科書の序章:身体消費と広告について、理論的背景を講義し、第1章 ファッションと象徴的闘争―構造・実践原理そして「就職活動界」について講義。及び、序章と第1章に関して担当教員が出演し放送した音源を通して学ぶ。(教科書の序章と第1章を読んでから授業に臨むこと。PP1-56)2また、学校教育を通して、個人が「学校的身体」「学校的集団主義」をいかに学び、社会化をしていくのかについて学ぶ。担当教員が収録した「学校文化の身体化:名残の伝統・継承される伝統」の映像を見て、現代若者における集団主義の揺らぎ・葛藤についても思考力を高める。授業時間にオンラインで接続し、出席・参加すること。
第3回 3.10月22日(木曜日)(オンライン・同時双方向型) 家族の文化や名門大学の文化、社会派ジャーナリスト志望の女性が、有名ファッション雑誌を出版する会社の面接試験で象徴的権力を受けてしまう事例。序章と第1章に関連して、映画「プラダを着た悪魔」を鑑賞し考える。
第4回 4.10月29日(木曜日)(オンライン・オンデマンド型)。教科書の「第2章 化粧・ファッションの現代文化史―身体文化と消費はいかに構築されたのか」、について講義を行う(教科書の第2章を読んできて授業に望む。Pp.56-80)。また、第2章に関連して担当教員がラチ“オで放送した音源を提供する。
第5回 5.11月5日(木曜日)(オンライン・同時双方向型)第2章と関連して、時代のファッションに関連し、女性のサブカルチャーを取り上げ、映画『下妻物語』を鑑賞する。
第6回 6.11月12日(木曜日)(オンライン・オンデマンド型)第4章について講義。第4章及び第5章関してラチ“オつくばで放送した音源を聞く。(第4章をすでに読んで課題レポートをmanabaに11月11日までに提出してから授業に望むこと。PP.116-141)。映画『下妻物語』の一部を分析する。オンライントラブル可能性あるので、可能であれば、前もって映画のDVDを事前にみるのもお勧めする。
第7回 7.11月19日(木曜日)(オンライン・同時双方向型)第6章について説明。第6章、7章に関するラジオつくばでの放送音源を聞く。これに関連して時代、ファッション、キャリアについて説明し、映画『マイ・インターン』を鑑賞する。オンライン状況によっては、文化の身体化に関する映像をみることもある。
第8回 8.11月26日(木曜日)(オンライン・同時双方型)。学校教育を通して身体に刻み込んだ学校的文化を、卒業の後は削除できるのか。学校のどのような装置・システムが、卒業生を「卒業生・同窓生」として記憶を呼び戻し、卒業生アイデンティティを持たせるのか。担当教員が収録し放映した映像を見ながら学ぶ。「入試のため休講の可能性がある」。11月26日が休講の場合は、第7章、第8章の要約を課題レポートに記入し、12月2日までえにmanabaにアップロードする。
第9回 9.12月3日(木曜日)(オンライン・同時双方向型)。第7章と第8章について講義する。なお、第7章、8章に関してラジオつくばで、担当教員が放送した音源を聞く。これに関連して映画「マイ・インターン」、あるいは「卒業の朝」の一部を見て学ぶ。
第10回 10.12月10日(木曜日)(オンライン・同時双方型)1総括と期末最終レポートの提出。2第8章化粧品広告における「顔」写真の差異とメタファーについて、個人がメディアによる世代別に巧妙な教育戦略、化粧品販売戦略等を無意識に受けることに焦点を当てて講義する。教科書の(Pp.228-262)を輪読してから授業に出席すること。3身体管理、ファッション、アイデンティティについて、映画「アイフィルプリティ(I Feel Pretty)」を鑑賞し、考えを深める。

現代社会論を受講者たちが経験してきた身近な社会現象や問題、ひいては問題と思わずに生活していた事柄に、社会学の視点から分析し、社会化、適応安心と喜びの背景に文化的・象徴的権力の圧力を解明し、社会現象についてこれまでとは新たな観点から疑い、分析する力を涵養するだけでなく、自らの認識、価値観、行動様式を変化させるコンピテンスを高めることができる。しっかり教科書を読んで、講義を視聴し、楽しく、自分の能力を高めましょう。

履修条件

成績評価方法

期末試験は最終レポートで提出。レポートについては最初の授業で提示する。

学修時間の割り当て及び授業外における学修方法

教材・参考文献・配付資料等

教科書:黄順姫『身体文化・メディア・象徴的権力:化粧とファッションの社会学』(学文社、2019)
参考書:黄順姫『日本のエリート高校』(世界思想社、1998年)
    黄順姫『同窓会の社会学』(世界思想社、2007年)
教科書は個別に用意し必読する(丸善の大学会館書籍部店頭、丸善オンライン・大学掲示板参照、各書店、学文社ホームページ、アマゾン・楽天など)。

現代社会論は基本的には1,2年次のためであるが、3,4年次の学生たちにも思考力、分析力を高める。現代日本社会、韓国やアメリカの社会構造、メディア(特に教科書には雑誌メディアを主要に扱っている)を知り、各社会が女性・男性に身体文化を通してどのようなジェンダーの制約・圧力を負荷しているのかを分析することができる。また、教育においても日本の戦後経済発展の際に有効であった集団主義システムは社会化を通して、生徒の身体に血肉化していることが理解できる。さらに、学校の集団主義システムが、現在の中学生・高校生の学校生活のなかで、どのような乖離・葛藤を感じさせるのかについて、受講生の学校経験を通して考えてみる。受講者は自らの身体文化の一部が、日本社会での成長を通して身体化してきたことを客観的に考察し、卒業後グローバル、グローカルで生きるときに役に立つことを期待する。

オフィスアワー等(連絡先含む)

その他(受講生にのぞむことや受講上の注意点等)

授業形式:オンデマンド型と同時双方向型の複合 (hybrid or Others)
オンライン・同時双方向型の時間には講義時間に接続して出席すること。オンライン・オンデマンド型は、オンラインで自ら動画テキスト、音源等を通して学ぶ。

他の授業科目との関連

ティーチングフェロー(TF)・ティーチングアシスタント(TA)