2.0 単位,
1・2 年次,
秋AB木3,4
黄 順姫
授業概要
社会学の主要な理論を幾つか紹介し、それらを応用して現代社会を読み解く方法を概説する。とくに現代日本の青年層における幸福感の高さに着目し、それがどのような社会背景から生まれている現象なのかを社会学的に考える。
キーワード
身体文化, メディア, ジェンダー, 象徴的権力, 教育・格差・再生産, 化粧・ファッションとサブカルチャー, 高校教育と身体化装置, 同窓会の隠れた機能・戦略, 集団主義の揺らぎと世代間葛藤。
教材・参考文献・配付資料等
教科書:黄順姫『身体文化・メディア・象徴的権力:化粧とファッションの社会学』(学文社、2019)
参考書:黄順姫『日本のエリート高校』(世界思想社、1998年)
黄順姫『同窓会の社会学』(世界思想社、2007年)
教科書は個別に用意し必読する(丸善の大学会館書籍部店頭、丸善オンライン・大学掲示板参照、各書店、学文社ホームページ、アマゾン・楽天など)。
現代社会論は基本的には1,2年次のためであるが、3,4年次の学生たちにも思考力、分析力を高める。現代日本社会、韓国やアメリカの社会構造、メディア(特に教科書には雑誌メディアを主要に扱っている)を知り、各社会が女性・男性に身体文化を通してどのようなジェンダーの制約・圧力を負荷しているのかを分析することができる。また、教育においても日本の戦後経済発展の際に有効であった集団主義システムは社会化を通して、生徒の身体に血肉化していることが理解できる。さらに、学校の集団主義システムが、現在の中学生・高校生の学校生活のなかで、どのような乖離・葛藤を感じさせるのかについて、受講生の学校経験を通して考えてみる。受講者は自らの身体文化の一部が、日本社会での成長を通して身体化してきたことを客観的に考察し、卒業後グローバル、グローカルで生きるときに役に立つことを期待する。