3.0 単位, 3 年次, 通年火2 一戸 雅聡, 志賀 拓也, 藤田 健志
赤外分光法,質量分析法,核磁気共鳴分光法,紫外可視吸光光度法,蛍光分光法,ラマン分光法及び電子顕微鏡,走査型プローブ顕微鏡などの各種機器分析法・分析機器の測定原理と応用について詳述する。
その他の実施形態(春ABC対面)
講義
各種分光法の基礎知識を習得し、化合物の構造決定に対する応用力を養う。
赤外吸収スペクトル(IR)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)、質量分析(MS)の原理、スペクトルの読み取り方、読み取ったスペクトルからの有機化合物の構造解析法を学ぶ。また、紫外可視吸収スペクトル(UV-Vis)などその他の分光法の原理、スペクトルから得られる化学的情報に関する知識を習得する。
赤外吸収スペクトル・核磁気共鳴スペクトル・質量分析・紫外可視吸収スペクトル・蛍光スペクトル・X線吸収スペクトル
春学期前半は赤外吸収スペクトル(IR)、核磁気共鳴スペクトル(NMR)に関する講義・演習を行い、春学期後半は質量分析(MS:総合解析前に概説する)を含めた機器分析による総合的な有機化合物の構造解析の演習を行う。秋学期初めに質量分析(MS)の詳細を解説し、有機化合物の構造解析の演習を行う。中盤からは、紫外可視吸収スペクトル(UV-Vis)、蛍光スペクトル、X線吸収スペクトル、メスバウアースペクトルなどの分光法の解説を行う。
なし
授業の進行状況に応じて適宜課すレポート(20%)・試験(80%)で判断する。
講義(60%)、演習(40%)適宜課されるレポート執筆を通じて、各種分光法の理解、スペクトル解析による構造解析手法の理解を深める。
指定参考書はないが、各種分光法を用いた化合物の構造決定法を解説した参考図書を必ず手元に準備し、必要な時に参照できるようにして欲しい。
一戸 雅聡 ichinohe@chem.tsukuba.ac.jp百武 篤也 momotake@chem.tsukuba.ac.jp志賀 拓也 shiga@chem.tsukuba.ac.jp
分子構造解析で扱う内容は化学類3年生向け専門化学実験や各研究室における卒業課題研究で必要となるので、化学類3年生は必ず履修し、理解に努めること。